放射線課

理念

質の高い医療の提供

低線量高画質の撮影が可能なFPD(フラットパネルディテクター)を用いた一般撮影や、透視から撮影まで高精細フルデジタル画像によりリアルタイムにモニター観察が可能なX線TV装置、さらには最新の16列全身用X線CT装置を設備しており、常に質の高い画像を提供できるよう心掛けています。

安心安全な医療の提供

インフォームドコンセント(説明と同意)に基づき、患者さんがより安心して検査を受けて頂けるよう心掛けています。また放射線機器の定期的なメンテナンスを行う事で、医療事故防止に努め、安心安全な医療の提供を心掛けています。

患者中心とするチーム医療

医師やパラメディカルと連携を図り、効率的かつ迅速に検査が行えるよう心掛けています。

主な医療機器

一般撮影装置

透析患者さんの胸部定期レントゲンや一般内科、整形領域まで幅広い撮影が可能であると同時に高画質・低線量を実現するFPD(フラットパネルディテクタ)を使用しており、検査の効率化及び患者被ばくの低減を実現しています。

一般撮影装置

MDCT装置

最新型Canon次世代16列MDCTを設備しています。特徴は従来に比べ非常にコンパクトなガントリであり検査時の圧迫感を最小限に抑え、さらに780mmの開口径が実現できた事で狭い空間が苦手な方もリラックスした状態で検査を受けて頂けます。また低線量高画質を両立させる最新の被ばく低減技術「AIDR 3D Enhanced」を搭載しており最大50%のノイズ低減と75%の被ばく低減を実現します。

MDCT装置

X線TV装置

充実した機能のフルデジタルシステムを搭載し、消化管造影や血管造影等幅広く検査を行っています。また動脈硬化等の原因で狭窄した血管を拡張させるPTA(経皮的血管拡張術)の際にも活躍している装置です。当院では検査利用率も高く、車椅子やストレッチャーからの移乗を容易に実現できる寝台昇降機能が搭載されていることも特徴の一つです。

X線TV装置

PACS(医療画像保存・伝送システム)

PACSとは各モダリティ検査で撮影したX線画像データをネットワークに通じて受信し、サーバで保管・管理するシステムです。フィルム化ではなく画像をデータ化し、多機能高精細モニターでの診断を可能にしたシステムになっています。撮影された画像は即座に伝送され、診察室・病棟・透析室に設置しているモニターで確認ができ、医師の診断を効率的に行う事が可能になります。診察の待ち時間短縮により患者負担を軽減し、さらには画像をデータ化する事により画像管理が容易になり、紛失や情報漏洩のリスクを最小限にすることが可能になりました。

PACS(医療画像保存・伝送システム)

主な検査

一般撮影

主に胸部撮影・腹部撮影・骨撮影・関節撮影を行っています。

CT検査

主に胸部・腹部・頭部・骨の単純撮影を行っています。また必要に応じて造影検査も行います。

X線TV検査

食道・胃・十二指腸の消化管造影(バリウム検査)や血管造影検査を行います。

アンギオ検査(血管造影検査)

造影剤を血管内に注入し、血管の状態や流れを調べる検査です。透析患者さんでは血管が詰まらないように定期的に検査を行い早期発見、治療に役立てています。

骨塩定量検査

骨塩定量検査とは骨を構成しているカルシウムやマグネシウム等のミネラル成分量(骨密度)を測定する検査です。
主に骨粗鬆症の診断に役立てています。当院では現在最も普及しているRA法の一種で手のX線フィルムを解析するDIP法を用いて検査を行っています。透析患者さんには定期的に検査を行い骨粗鬆症の早期発見に役立てています。