服薬管理
透析患者さんはご高齢の方も多くたくさんのお薬を長期にわたり服用されています。
医師、看護師、管理栄養士、地域の保険薬局薬剤師、日常生活を支援するさまざまなスタッフと協力、連携しながらより安心で、安全な薬物治療のためのサポートをしています。
薬剤部としての取り組みについて
地域の保険薬局との連携
患者さんのかかりつけ薬局薬剤師と通院中の服用役に関する疑義照会や入院中の服用薬の変更など双方向での情報提供を通じて、また、自宅(施設)での生活機能、取り巻く環境等の情報を共有することで、お薬をより安全に有効的に使用しながら患者さんが地域の中で安心して暮らすことができる包括的な服薬管理サポートを目指しています。
お薬手帳の利用
当院を受診される方の中には加齢に伴い腎臓機能が徐々に低下されている患者さんも少なくありません。
来院時に他の医療機関から処方されたお薬の情報を把握することで患者さんの個別の腎臓機能に応じた適正な薬剤、用量であるかを確認することができるため、服用されているお薬の腎臓に対する不安を解消し、安心へとつなげています。
CKDシールの活用
末期腎不全の患者さんは複数の医療機関から薬剤を処方されるケースも多くあり、平均して12種類の薬剤を服用しているといわれています。
CKDシール(お薬手帳に貼付)はすべての医療従事者の間で患者さんの腎臓機能の情報をわかりやすく共有することができ薬剤の選択、調整にもお役立て頂けます。薬剤が原因となる腎障害を減らすことが期待できるCKDシールの普及、推進に積極的に取り組んでいます。
教育入院
教育入院(腎臓病治療)される患者さんには入院期間中に『腎臓と薬』としてお薬の飲み方の基本的な説明、腎臓病治療に必要なさまざまなお薬にまつわる話をさせていただきます。
訪問薬剤サービス
- 当院の薬剤師がご自宅にお伺いしてお薬の相談に応じます。
- お薬をきちんと飲んでいただけるように支援します。
- 医師、看護師、介護スタッフなど多職種と協同しながら患者さんの状況にあわせたサポートをします。
※当院を受診されている患者さんが対象です。
※介護認定を受けている方は介護保険を、介護認定を受けていない方は医療保険をご利用いただけます。